あなたは、パッションフルーツを食べることができます
201108 | 静岡道楽手帖
民間企業経営の直売所、頑張ってます! とれたて倶楽部野菜が好きな者、料理が好きな人にとって農産物直売所はなくてはならない施設です。県内外あちこちに出かけるたびに色々な直売所へ寄っています。その多くはJAの経営です。なんといっても農家が集まっているのがJAですからね。しかし、少ないながらの民間企業が経営している直売所もあります。
袋井市にある出来てから3年ほどになるとれたて倶楽部もそんな民間企業が経営している直売所のひとつです。こちらは、鈴木精機という創業100年近くになる農業機械メーカーが作ったものです。同社は農業関係の会社ということで無関係ではないものの、畑違いへの進出ということで最初の頃はお客の入りもそれほどではなかったのですが、最近は他の直売所に負けないほどの人気ぶりです。
この人気の秘密はJAの直売所と似ているようで違っていることだと思います。質実剛健で素っ気ないものが多いJA系のものとは違って、普通のスーパーと同じように快適に買い物できるのです。野菜命、農家のおばちゃんの味を追求しているような素朴さもいいのですが、こちらの施設のようにちょっと都会的な施設もアリだなと 思わせる魅力があります。
緑豆もやしをする方法そのひとつは野菜は旬の野菜はもちろんのこと、ちょっと変わった野菜や、無農薬や有機野菜、地元だけでなくちょっと離れたこだわりの農家の野菜や果物を揃えていることからもわかります。土地柄もあるのでしょうが、ブラジルの野菜や、新品種の野菜など野菜が好きな人ならオオッと思わせるものに出会うことができます。ハーブ類はベビーリーフ類なども種類豊富なのでサラダを作るにはぴったりです。
もちろん、野菜そのものも近くにあるJA系の直売所には鮮度、値段では負けていません。今の時期ならきうゅりにピーマン、茄子、枝豆、とうもろこしなどがたくさん並んでいます。棚の高さや野菜の説明なども消費者目線にたったものになっています。売りっぱ なしということはないのが好感がもてますね。
野菜の他には、果物や花、惣菜、パン、加工品なども手抜かりありません。特に果物は袋井だけにメロンはお手頃なものから贈答用の立派なものまで揃っています。特に自家用には半分にカットしたものがいいですね。完熟したものが2分の1とはいえ600円程度から買えるのですからお得だと思います。地元以外の人は値段にびっくりするかもしれません。
花もびっくりするくらい安いですね。切り花から鉢植えまで色とりどり揃っています。これ目当てで来る人も多いというのも納得できますが、袋井などの中東遠地区は花の栽培が盛んですから普通のことかもしれませんが、この値段はうれしいですね。
どのようにショートブレッドは、その名前を得ましたパンについては、焼き立てパンもありますし、地元のパン屋のものまで揃っています。特に私的にはブラジルのパンで有名な相馬パンが置いてあるのがうれしいですね。私はここのココナッツがのったパンが好きなんですよね。あと焼き菓子なども置いてあります。
惣菜についても店の奥の見える場所で作っています。手造り感を大事にしたもので、おにぎりやコロッケ、餃子などなどお馴染みのものから、野菜を使った煮物など豊富に揃っています。次回は試してみたいと思います。さらに魚と精肉コーナーがあるのも一軒で買い物を済ませたいときには便利だと思います。
その他には、店頭部分にはお米とお酒のコーナーがあります。どちらもいかにも形だけ置いておきましたという感じではなくて、しっかりと吟味して商品構成されています。お米は精米機や冷蔵庫も備えてありますし、お酒も地酒など通の人でも納得できる品が見つけることができるかもしれません。
もうひとつというか、我が家がこちらの施設が好きな大きなポイントが、併設されているベラ・マッサというブラジル系の方が経営しているピッツァとジェラートのお店があるからなんです。残念ながらピッツァは食べたことがないのですが、毎回こちらのジュースやジェラート、シェイクなどを買い物の後に楽しんでいるのです。お店の人はブラジル系の人ですが日本語で問題ないですし、とても親切ですよ。
ラバット虎チルことができますこのジェラートやジュース類が他の店と違うのはトロピカル系のフルーツが豊富に揃っているからなんです。おまけにフレッシュでおいしいのですから言うことなしです。マンゴーにパッションフルーツ、グアバにアセロラ、アサイーなど今ではお馴染みになったものが気軽な値段で愉しむことができます。
先日は初めてパッションフルーツのシェイクを頼んだのですが、うれしいことに好きなジェラートをサービスで載せてくれるのです。マンゴーとパッションフルーツのものを載せてもらったのですが、丁寧に造られているシェイクと果実味たっぷりなジェラートとのマッチングがバッチリでした。
シェイクというとハンバーガー屋の甘いものが多いのですが、こちらのものは後味がさっぱりとしているのと、ちゃんとフルーツの味が活かされているんですね。メニューには、クプアスとかグラビオラなんていう初めて聞くようなブラジルやアマゾンのフルーツを使ったものがあります。次回はこのような新しいフレーバーに挑戦してみたいですね。
このシェイクは店のイートインコーナーで飲んだのですが、うれしいことにお店で買った惣菜やパンなども一緒に食べたりすることができるのです。おやつや軽いランチにはぴったりではないかと思います。なによりこの暑い夏には気軽にビタミン補給できるのはありがたいですね。特に女性の方はトロピカル系のものが大好きですから冷たいジェラートやシェイクを楽しんでほしいです。私としてはシェイクがイチオシです。
と、こちらのお店は、旬鮮旬食をキーワードに、地産地消という今では当たり前になったものをさらに発展させたコンセプトで経営しているようです。倉庫を改造した施設は豪華さはありませんが、内装には木を生かしたり照明を工夫したり、陳列方法にちょっとした小物を使うなど民間企業ならではのものを感じることができます。おまけに営業時間が10時から午後7時までという長時間なのと、市街地の中という便利な場所なのものもうれしいですね。
とれたて倶楽部の周りには掛川や浅羽、磐田などに道の駅やJA系の直売所が点在しています。どこも人気があって賑わっていますが、顧客層は一般的には高めかなと思いますが、その中にあってこちらの施設が一番若いかなと思います。それもこれも商品構成とそのコンセプトからくると思っています。スーパーしか知らない人も違和感なく使える直売所としてお勧めします。その際にはベラ・マッサでビタミン補給もお忘れなく!
とれたて倶楽部
袋井市山名町3-3(袋井駅、袋井土木事務所近く)
0538-41-1100 10:00〜19:00
火曜日休み (祝日及び当店が特別設定した日は営業)
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